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レビトラの製造中止にともなう購入情報

人気のED治療薬であるレビトラですが、2018年より病院やクリニックで品薄状態が続いています。これはレビトラの製造元であるバイエル本社の工場が改装工事を行い、生産ラインが一時的にストップしてしまったためです。現在もレビトラは生産が遅延しており、世界的に流通が不安定な状況です。
2020年4月にレビトラ20mg錠のみ一時的に供給を再開しましたが、現時点で在庫がなくなり次第再入荷の目処はたっていないとのことです。

日本国内の医療機関では依然として欠品となっている所も多く、レビトラをお求めになる場合は事前に在庫を確認しなければ購入できない可能性があります。
レビトラの購入手段として通販による個人輸入もありますが、ここ最近は通販サイト(個人輸入代行サービス)でも続々とレビトラが欠品となっています。

当サイトでは入手困難となったレビトラに代わり、同種同効薬のジェネリック医薬品および通販情報を紹介します。

レビトラが製造中止となった経緯

バイエル引用画像01

出典:Welcome to www.bayer.jp – 日本のバイエルウェブサイト

レビトラの製造が中止になったのは、2018年1月に製造元の工場で改修が行われたためです。レビトラの工場は、製造元のバイエル本社があるドイツのレバークーゼンという場所にあります。この工場で行われた改修工事の影響で、製造が一時的に中止となり、世界的に流通がストップしてしまいました。

レビトラ供給遅延に関するお知らせ(2018年1月)

各地の病院やクリニックでは、在庫切れになったら再入荷を待つしかなく、当時は純正のジェネリック医薬品も販売されていませんでした。
レビトラの再入荷は当初2018年の6月を予定していましたが、改築工事が長引いて延期となり、ここに来てレビトラ不足が深刻化したのです。

結局、レビトラの供給が再開したのは2018年12月になってからでした。

レビトラ供給再開に関するお知らせ(2019年1月)

先にレビトラ10mgの供給が再開され、続いて2019年1月にレビトラ20mgの供給が再開されました。
やっと病院やクリニックでレビトラの在庫が復活したわけですが、それもつかの間の事でした。
供給再開から間もない2019年3月に、レビトラは再び製造中止となってしまいました。

レビトラ供給一時停止に関するお知らせ(2019年3月)

バイエル薬品で公式サイトでは詳細をアナウンスしていませんが、工場の改修にともなって長期間にわたり多数の薬品が製造中止となっていたため、他の薬品の流通安定を優先したものと見られます。

工場の生産ラインの仕組みに問題?

バイエル引用画像02

出典:Bayer expects growth in pharma, agrochemicals – Latest News

バイエル社の公式サイトでは、レビトラの他にも造影剤や抗真菌薬、高血圧・狭心症治療薬といった複数の薬品に関して供給遅延の通知が掲載されています。

もともとレバークーゼンの工場では同じ建物内でレビトラを含めた複数の薬品が製造されており、改修工事を行った理由も米国FDA(日本で厚労省にあたる機関)から「他の薬剤の成分が交じる危険性」を指摘されたためではないか、と考えられています。

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改修後は代わる代わる薬品の供給が一時停止し、生産ラインは依然として不安定なままです。
レビトラに関しては前回の製造中止から1年後の2020年3月、レビトラ20mg錠のみ一時的に供給が再開されました。ただし海外の工場で生産の遅延が続いているため、再入荷の見込みは経っておらず、在庫がなくなったら再び供給を一時停止するとのことです。

レビトラ供給一時再開

2020年7月現在、レビトラを取り扱っている病院やクリニックでは、欠品となっている所も散見されます。また、海外製のレビトラを取り扱っている個人輸入代行サービスにおいても、徐々に欠品のサイトが増えてきています。

レビトラの代替薬であるジェネリック医薬品

バルデナフィル錠サワイ01

出典:バルデナフィル錠20mg「サワイ」(レビトラ錠20mgのジェネリック医薬品)|沢井製薬

レビトラが入手困難となってきてる中、同薬は2020年7月に日本国内で初のジェネリック医薬品が販売されました。これまでレビトラはバイエル薬品による製法特許が適用されていたため、ジェネリック医薬品を製造・販売できませんでした。

レビトラの製法特許は2020年5月18日に満了となり、6月3日には沢井製薬がレビトラのジェネリック医薬品としてバルデナフィル錠「サワイ」の製造特許を取得しました。

バルデナフィル錠10mg「サワイ」・バルデナフィル錠20mg「サワイ」の製造販売承認を取得

次いで7月8日には東和薬品がバルデナフィル錠「トーワ」の製造特許を取得しています。

バルデナフィル錠トーワ


出典:バルデナフィル錠20mg「トーワ」 | 製品検索 | 製品情報 | 東和薬品医療関係者向けサイト

バルデナフィル錠10mg/20mg「トーワ」

バルデナフィル錠「サワイ」は7月6日に、バルデナフィル錠「トーワ」は7月15日にそれぞれ販売され、病院やクリニックで処方してもらうことができます。

インド製のレビトラジェネリックについて

バリフ商品画像01
インド製レビトラジェネリックのバリフ

レビトラには国産のジェネリック医薬品の他にも、インドで製造されたジェネリック医薬品が販売されています。

正確にはジェネリックではなくコピー薬品という扱いになりますが、これはインド国内で特許制度が無かった時に製造されたためです。
コピー薬品は世間一般でいう偽造品とは違い、発展途上国の医療現場で使用されている正規品です。製造の経緯が異なるだけで、実質ジェネリック医薬品と同じですので便宜上ジェネリックと呼ばれています。

インド製のレビトラジェネリックは個人輸入で購入することができます。

詳しくはレビトラジェネリックのページへ

レビトラを病院やクリニックで処方してもらう

処方イメージ01

レビトラは日本全国の医療機関で品薄になっていますので、病院やクリニックで購入するには在庫状況を確認しておきましょう。

オンライン診療を利用すれば、自宅で医師の診断を受けてレビトラを処方してもらうことができます。これまではオンライン診療を受ける場合、初診のみ通院して対面診察を受けるのが必須でしたが、2020年7月現在は初診からでも電話やオンラインでの診療が可能になっています。これは新型コロナウイルスの感染拡大にともない、厚労省が臨時で許可した特例措置ですので、今後の状況によって不可となる可能性があります。

当サイトではレビトラを取り扱っている病院やクリニックから代表的なところをいくつかピックアップし、在庫状況や価格、オンライン診療の有無などを検証します。

詳しくはレビトラ処方のページへ

レビトラを通販(個人輸入)サイトで購入する

レビトラの購入手段として、広く知られているのがインターネットでの個人輸入です。通常は病院で処方箋を出してもらわなければ購入できない薬を、Amazonや楽天と同じように通販サイトから買えてしまう手軽さが最大の特長です。

病院に行かずに処方薬を購入するので、違法ではないかと疑ってしまいますが、薬を個人輸入することは厚労省で認められています。

医薬品等輸入報告書(薬監証明)の発給を要せず個人輸入可能な医薬品等の数量について(厚労省)

レビトラを個人輸入する場合は、インターネットの個人輸入代行サービスを利用します。当サイトではレビトラを販売している個人輸入代行サービスから代表的なサイトをいくつかピックアップし、通販価格を比較しています。

詳しくはレビトラ通販のページへ

ED治療薬はレビトラ以外にも多数あります。

レビトラは製造元であるバイエル社の工場で生産が遅延しており、2018年からたびたび製造中止(供給停止)となっています。2020年4月にレビトラ20mg錠のみ一時的に供給が再開されたものの、在庫が無くなったら再入荷の見込みは立っていません。

レビトラは世界的に品薄状態であり、これまでに在庫を抱えていた個人輸入代行サービスでも徐々に売り切れるサイトが増えてきています。

レビトラの代替薬として、2020年7月から初の純国産ジェネリック医薬品であるバルデナフィル錠が販売されました。レビトラが欠品となった病院やクリニックでも、バルデナフィル錠を取り扱っていればレビトラと同等の薬として購入できます。

インターネット通販で個人輸入を行えば、非常に安価なインド製のジェネリック医薬品(コピー薬品)を購入することもできます。

バイアグラやシアリスへの切り替えを行うのも一つの手ですが、レビトラと同等の効果があるED治療薬は他にも多数ありますので、当サイトの記事をぜひご参考ください。

レビトラ製造中止!緊急対策本部